想い出を抱きしめて

離れて暮らした年月で

薄らいだ貴方の面影


だけど眠れない夜にだけ

貴方の匂いを思い出す


もう会う事はない

だから想い出を抱きしめる


貴方の知らないあの人と

私はこれからを共に歩む


もしも人づてに

今の私の話を聞いたら


きっと貴方は

静かに微笑むだろう


もう見る事のない

不器用な笑顔を思いながら


もう一度目を瞑る

今度こそ穏やかな夢が見られる気がして

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