第76章 魔が消えたとき

「パパ。この魔の世界を消して。その魔を総て私にかけて。そのために私は生まれてきたの。」

「そんなこと可愛い娘にできるか。」

「その可愛い娘のお願いなのよ。」

「・・・わかった。」

父親はこの魔の歴史を終えることを許可した。そして悪美に見せたのは魔のパワーの塊だった。

「これを壊せば歴史は吹っ飛ぶ。」

「いいわ。パパ。世界を救いたいの。」

「娘の意見には賛成だ。」

「行くぞ。」

「うん。」

縁魔は魔のパワーの塊を最後の魔法で破壊した。悪美達のいた地界は地面の中なのに地震のようなものに襲われた。そして、悪美の中に魔のパワーの塊総ての魔のパワーが吸い込まれていく。

「なんのこれしき」

「破裂してしまうかも。悪美。」

最後まで父は悪美のことを心配し、消えていった。

「救うの!世界を!」

鬼達も異変に気がついた。しかし、鬼達も一瞬のうちに消えた。

「魔の歴史の幕を今、総て閉じるの!」

悪美は叫んだ。そして小さな声で

「そして、メルヘンな世界を作るの・・・」と言った。



地界は消え地上に戻っていた。

正一はじっと悪美のことを見つめるしかなかった。悪美はへとへとになって倒れていた。


一方、天界では地界が自滅したと大騒ぎになっていた。真池琉は悪美のことが心配になった。しかし、悪美のおかげて世界は救われたのだった。



「悪美!」

「お姉ちゃん!」

二人は再開した。そして、今起きたことを全て説明した。そして、悪美は魔の封印をこの可愛らしい姿で出来ることを嬉しく思った。真池琉は

「悪美だからだよ。神も味方をしたんだよ。」と、言ったのだった。

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