第21章 昔の出来事

僕はある日、昔の夢を見た。その夢は小学2年生の時の夢で、ちょうど引っ越しの最中だった。それから学校に来て皆に自己紹介をした。それから、僕は席についた。隣のポニーテールの女の子は「神精 真池琉」(しんせい まちる)という子だった。その子はいつも僕に優しくしてくれた。そして初恋の相手でもあった。この子のおかげで転校してきたことが苦ではなくなった。

僕の誕生日。お母さんにいわれて誕生会の招待状を書いたのだった。それをあの子にわたしたら。行く!って言ってくれた。唯一来てくれると言ってくれた人だった。

真池琉が武流のプレゼントをデパートでわざわざ買って帰っているとき、車が飛び出してきたそうだ。そのときに真池琉はこの世を去ってしまったそうだ。犯人も未だに見つかっていないのだ。

お葬式では、もちろん号泣した。それ以来僕は無表情になり、人生はとても暗くなっていく一方だった。しかし、そんな僕を変えてくれたやつがいる。それがマチルだ。あの日ぶつかったおかげで人生を変えることが出来たのだった。


「武流!起きなさい!」

俺はあわてて目を覚まし、家を飛び出した。登校中、俺は1つ気になったことができた。それは、マチルと真池琉が似ているような気がすることだった。

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