リアリズムがありながら、時にウィットに富んだ口調で、介護業界の現実を巧妙に伝えてくれる作品です。とても読みやすくすらすら読めてしまいます。これからも楽しみにしています。
介護現場の実情、主人公本人の精神が徐々に蝕まれていく過程、周りの人々が壊れていく過程、全てとっても恐ろしい程リアリティに満ちています。現代のプロレタリア文学として評価されるべき完成度です。
社会問題としてよく取り上げられている介護業界のリアルな世界が垣間見れます。主人公の周りは悪い意味で業界に染まった人達が多く、ろくな人はいません。しかし、そんな中で数少ない良心を持った人が現れ…続きを読む
少し現実と違う点があると指摘されていますが、人間関係や居る人間についてはリアルで引きこまれるように一気読みしてしまいました。私も離職経験があるのでその際に調べたり体験しましたが、もっと働いて…続きを読む
人は時には耐えきれないほどの苦しみを味わいながら、それでも前に歩き続けてきました。これからも、何かある、自分にも他の人にも何かあるけれど、目は前についているし、足は前に歩くようについている。
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