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死の間際

死の間際

夏海惺(広瀬勝郎)

おすすめレビュー

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★★★
★3
1人が評価しました
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本文ありのおすすめレビュー

  • @ebito
    1件の
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    ★★★ Excellent!!!

    維新後の佐賀の偉人の生きざまがすごい! なぜ佐賀はマイナーなのかな?

    死に際し、走馬灯のように浮かぶ思いとは? そんな偉人たちの生きざまが良くわかる。幕末維新では薩長土肥と言われ、傑出した英雄を排しながら現在の日本人の印象には薄い佐賀の偉人たち。佐賀の置かれた位置を鍋島直正で知り、明治新政府の改革を江藤新平で知る。佐野常民や島義勇の事業を知った。そして最後に巨人大隈重信の人物像を浮かび上がられた。誕生から書くのではなく、死の間際から書き出し、自己の追憶の中で偉業を語らせるという手法に感心しました。
    機会があれば佐賀七賢人の思想バックグランドになったと言われる副島種臣の実兄の枝吉神陽の事も描かれれば読みたいと思います。

    • 2019年6月15日 12:25