第28話 ちくわぶ

「ご主人様、実は今日、私、ある事に気づきました」

「いつもの事だがいきなりだなぁ。一体何を?」


するとA子は“ちくわぶ”と“ちくわ”が載せられた皿をテーブルの上に置いた。


「ちくわって、ちくわぶを焼いたものじゃないんですね」


その一言に時が凍り付く。


「え」


ご主人様は瞬いた。


「そうなの?」


これには流石にA子も唖然となる。


「あ……あれ、まさかご主人様も知らなかったんですか?」

「あ、ああ」


気まずそうに答えるご主人様。


「……豆腐と厚揚げみたいなものだと思ってた」

「私もです。ちなみに“ナルト”もちくわぶの仲間だと思ってました」

「いや、流石にソレはない」

「えー?」

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