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手前みそ日和 学校司書の不思議旅4

手前みそ日和 学校司書の不思議旅4

美木間

おすすめレビュー

★で称える
★★★
★21
8人が評価しました
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本文ありのおすすめレビュー

  • 円堂 豆子
    44件の
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    ★★★ Excellent!!!

    消えゆくものと混ざり合うものが詰まっている

    時間も国境も、なにもかもがクロスオーバーしていく現代社会。

    あまりの忙しなさに、うっかりしていると、ここにあるうちのどれかが消えてしまうのではないか…
    そういう危惧も含めて、現代の世界がこの短い小説に詰まっています。

    学校司書の忙しい日常も、近所付き合いに奮闘する「父」も、味噌作りに励む学生達も、国際交流でふるまわれた味噌汁のように、相容れないはずのものが混ざり合って、それが、なんとも甘酸っぱい「日常」の香りでさっと包まれる…ラストシーンも見事でした。
    蝋燭の火をふっと吹き消して、煙と香りだけが残ったような、なんとも言えない余韻を味わいました。

    「味噌には麹を使う」と信じ切っていた自分が恥ずかしくなる、貴重な昔ながらのレシピも、目からうろこです。

    この作者にしか描けない世界の数々を、心温まるストーリーとして読ませてもらえることに感謝です。
    続きも心待ちにしています!

    • 2017年2月12日 05:24