遊戯王の「ドラゴンメイド」が頭に浮かんだのは私だけじゃないはず。
ちなみに私はナサリーさんが好きです。
この「ドラゴンメイド」って言葉、きちんと出典が存在していて、そこでは「半人半竜の女性」や「ドラゴンに姿を変えられた女性」の分類に用いられた用語なんだとか。
単純に「ドラゴン」と「メイド」という好きなものの悪魔合体をさせてできた存在じゃなかったんですね。
てっきりコナミさんが性癖のままに作り出したのかと思ってました。
前置きが長くなりましたが、この手の店舗型異世界グルメ作品って、一種のお決まりといいますか、お約束的な流れがあったりするのですよね。
客が飯を食う、驚きつつ美味い美味いと反応を取る、満足して帰る。
それはそれで面白さがあるんですが、話がワンパターンになりがちです。
ですが、本作は食事を通じて、お客さんとの対話をしっかり試みている。
いわばヒューマンドラマが描かれているわけですね。
その上で、この作品ならではの色といいますか、独自の世界観が差し込まれる。
パターンを破ってくるわけです。
ただの作者の性癖都合でドラゴンがメイドをやってるわけではない、きちんとした理由の落とし込みもなされるわけです。
この手のきちんとしたドラマ部分をクローズアップしているあたり、ただのグルメ作品とは少し違う雰囲気を感じることができます。
そういう意味で、本作はとても豊かに楽しむことができることでしょう。
「ドラゴンメイド」の単語にホイホイされた皆さん、是非とも少しばかり足を止めて本作をお目通ししてみてはいかがでしょうか。