第73話 抱く爆弾

色とりどりの花束で

薄曇りの空叩き割って

力の限り叫べ

声が枯れるほど

絡みつく錆びた鎖は

ちっぽけな体を締めあげる

手も足も出なくても

心だけは自由さ

胸の一番深い場所に

爆弾を抱えている

でも別に構わないだろ?

導火線は自分次第

壊すことに怯えるより

生み出すことだけ想いたい

爆破の衝撃を受けても

心だけは自由さ

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