生まれてくる命と日々失われていく命と

その狭間に立って僕は今をどう生きる

だって知ってるんだ僕は人という存在が

こんなにたやすく人を殺すっていうことを

踏みにじられていく人生と踏みつけていく人生は

たぶん表裏一体何一つ変わらない命を持ち

ほんの些細なきっかけと偶然とひらめきと運命が

単なるそこにいるだけの人を殺人者に染め上げていく

流れる時間は等しく生きとし生けるものに降りかかり

一生という長くも短い時を人はかき分け進む

生まれてくる命と日々失われていく命の中で

奪う側と奪われる側のどちらに僕は転がるのだろう

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