第57話 街の片隅で

野良猫のとる大地のリズム

路地裏で遊ぶ裸足の子ども

薄汚れてく自分の身体

知らんぷりしてまぶたを閉じる

淡く漏れてる窓辺の光

外に漂う日暮れのにおい

なじむことない自分の心

バカみたいだとかすかに笑う

知らない場所に放り出された

心許ない浮遊感みたい

いつか溶け込む時が来るまで

自由という名の孤独を抱いて

あの夕焼けに焼き尽くされる

そんな夢を見る街の片隅で

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