最近の異世界物を読んでいると、現実的でない主人公の行動を見て、異世界の一般人や商人、かなり勉強したはずの権力者や研究者たちまで、それがおかしいと思わずに、凄いとしゃべっていて「こいつら頭大丈夫のか」と思うことがあったけど、この小説では皆自分たちが馬鹿なことは知っている。そしてそれを頭がいい振りして隠そうともしない。その素直なところに魅力があると思う。
出てくるのは愛すべき馬鹿。馬鹿。本当にお前ら馬鹿だな!?と思わず笑い転げること必至。頭のいいキャラとして扱われる連中も馬鹿なら当然それより知力の低い一般人はもっと馬鹿。愛すべき馬鹿たちは明るい馬…続きを読む
主人公は自分の名前がちゃんと漢字で書けないくらいバカです。だけど、あきらめないバカです。そして、かっこいいバカです。だから、ひょっとしたら誰より賢いバカなのかも、しれません。
まず初めに、僕はいわゆる「異世界転生小説」を読みません。 読まないのですが、一部の人たちが異世界転生小説の「肉を両面焼きして絶賛されるシーン」や「金貨を10枚単位で数えて天才扱いされるシーン」…続きを読む
とても面白いでした!
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