第二十三話:イオックス・アローザ
G6ジムカーナ第五戦「トラップ
緑豊かな山の麓に設けられたその施設は、ジムカーナ競技の最高峰、「全日本ジムカーナ」の
競技会場としては、わりかし有名なところだと言えるだろう。
スケジュール表を見ると、シーズンオフのこの時期には、各週末にどこかしらのクラブが走行会を企画していた。
それだけでもう、この場所がジムカーナ競技のメッカのひとつなのだと、うかがい知るのは簡単だった。
これまでと同様、高速道路をかっ飛ばして現地入りした俺だったが、いままでとは異なり、到着したその足で即競技に参加、というせっかちな選択はしなかった。
あらかじめ予約したホテルに余裕を持って一泊し、長距離行軍による心身の疲労を、少しなりとも回復させるよう試みたからだ。
それは、薫子軍曹からの命令だった。
あいつもまた、俺と同じく前日泊の選択をしている。
というより、あいつはもともと、こういった催し物には前乗りするのが当然だ、と考えるような人間だった。
つまるところ奴は、今回その思想を、弟子である俺に向かって強制してきたというわけなのだ。
随分とまあ合理的な性格をしてやがる。
それを聞かされた時、俺は思った。
娯楽を目一杯エンジョイするため、前もって体力を温存しておく。
俺みたいな鉄砲玉には、思いも寄らない発想だ。
認めたくないけど、結婚したら最高の嫁さんになるだろう。
そこのところを否定するのは、正直俺には無理だった。
「G6みたいな遠征イベントはね、別段走ることだけが目的ってわけじゃないのよ」
そう淡々と説きながら、薫子は、なんとも美味そうに寿司をほおばる。
「こういった地方地方の美味しいものをいただくのも、あたしにとっては立派な目的のひとつなの。そこんとこを、君にもわかって欲しくてね、今回、前日泊を命令したわけ。あッ、店員さん! イワシとカンパチ、ひと皿ずつお願いするわ!」
どういうわけか、いつも以上に上機嫌な薫子の姿。
店員の威勢のいい返答を尻目に、俺はそいつを他人事みたいに聞いていた。
場所は、テーブルを挟んだあいつの正面。
誤解があると困るのだが、別段機嫌が悪くて黙ってたんじゃない。
俺もこの時、自分の口を咀嚼以外の用途に回す、それだけの余裕を持ち合わせてなかったんだ。
俺たちふたりが合流を果たしたのは、互いに現地入りした当日の、ちょうど夕食時でのことだった。
あいつに誘われ、あたりまえのようにともにするディナー。
行き当たりばったりで飛び込んだ先は、俗に言うところの回転寿司って奴だった。
普段からファミレスか焼き肉屋程度が関の山っていう俺にとっては、あまりに馴染みのない場所だ。
何よりも、寿司イコール高級食みたいなイメージが、俺をそこから遠ざける最大理由となっていた。
だがいざその場所を訪れてみると、ほとんどの来客が、カップルや家族連れみたいな組み合わせだった。
その雰囲気も、特段裕福って感じじゃない。
どこをどう見ても、標準的な一般大衆って奴だ。
イメージの落差に、俺は思わず拍子抜けしてしまった。
まあ確かに回転寿司って名前だけ聞くと、回ってない普通の寿司屋と比較して、格落ちの店だとみなされることも多いだろう。
かく言う俺も、そうした偏見から逃れることはできなかった。
つまり、「回転寿司とは、普通の寿司屋のモドキである」という、根拠を持たない思い込みだ。
店先に足を踏み入れたばかりの俺は、あろうことか自分の抱いた違和感の一端を、そのせいなのだと認識した。
そう考えるのが自然だと、俺の理屈が強弁したのだった。
やはり回転寿司とは普通の寿司のモドキなのだ。
だから客層も、こんな大衆じみた感じになるのだ。
これでは味も、過度な期待はできないな──と。
しかし、それが決定的な間違いだったっていうことを、俺はすぐさま思い知った。
回る寿司と回らない寿司、両者の違いは、単に経営姿勢の差でしかない。
そのことを、しかと実感したのである。
新鮮なネタをきちんと仕入れ、相応な腕の職人が持てる技術を発揮すれば、回る寿司屋だって普通の寿司屋に引けを取らない。
というより、俺らみたいな庶民の舌は、モノが「美味い」のハードルを超えてさえくれれば、それで十分満たされるのだ。
知らぬ間に、俺は夢中で俺のレベルの「美味い寿司」を貪るように味わっていた。
薫子の言う「高級魚だけがお寿司じゃないわ。イワシやアジも絶品よ」も、直接味覚で確かめた。
本当の善し悪しっていう奴は、見かけや値段に左右されない。
そうした事実を、痛いくらいに叩き込まれた。
目から鱗──いや、この場合は「舌から鱗」と表したほうが適切か──が何枚も、轟音を立てて落下する。
この体験は、俺にとってそれほどの衝撃であった。
食欲がひとまずの落ち着きを見せたのは、店に入ってから三十分が経過したあたりでのことだった。
胃袋が満たされれば、ひと仕事終えた口のほうが新たな任務を求め出す。
「なあ薫子。ひとつ聞いていいか?」
滑らかになった俺の舌は、素朴な疑問を相方に放った。
「おまえがさ、地元の美味いもの食いたかったってのは十分にわかった。けどよ、なんでそいつが外食なんだ?」
「あら? 気に食わなかった? あたしとのディナー」
締めのあら汁を堪能していた薫子が、驚いたように顔を上げた。
「いや、そうじゃなくってだな」と前置いた上で、俺はそいつに言葉を返す。
「純粋に美味いもの食いたかったっていうのなら、なんでちゃんとした民宿だの旅館だのに部屋取らなかったんだ? そういうとこでしっかりした料理味わったほうが、こういうとこより満足度高かったんじゃないのか? 何もわざわざビジネスホテルに部屋なんか取らなくても、それぐらいの予算は十二分に持ってんだろ? 高給取りなんだからさ」
「圭介くん。君って、意外なところで抜け作なのね」
呆れたように薫子が言った。
「ひとりで食べる高級料理より、ふたりで食べる大衆料理のほうが断然美味しいに決まってるじゃない。そんなこともわからないの?」
「うん、まあ、それはわかる」
「じゃあ、いいじゃない。いったい何が疑問なわけ?」
「疑問っていうかなんというか、ちょっともやっとしたものがあってさ」
「何よ、そのもやっとしたものって」
「おまえさ、独り旅以外の選択肢って持たなかったのか?」
熱い緑茶をすすりつつ、俺はあいつに問いかけた。
「誰かと一緒に宿取ったら、そこで出される料理だって、ふたりで楽しむことができるだろ? なんでそうしなかったのかなって唐突に思ったんだよ」
「ふぅん。圭介くん、あたしと一緒の宿に泊まりたかったんだ」
薫子の表情が、悪戯猫のそれに変わった。
「ひょっとして、お腹がふくれて満足したから、今度は別の欲求も満たしたくなっちゃったのかな? それも、不道徳な夜這いってアクションで。だとしたら、君って見た目によらず肉食なのね。いわゆるロールキャベツ男子って奴? 意外だったわ」
「そんなんじゃねえ」
俺は、奴の軽口に付き合わなかった。
湯飲みの中身に視線を落とし、思ってたことを口にする。
「おまえにさ、実はこういうのに付き合ってくれる知り合いとか友達とかがほかにいたんじゃないのかなって、そういうのが気になっちまったんだよ。もしかして、俺とのこういう関係がおまえのプライベートの負担になってるんじゃないかって、いきなり気付いちまったんだ。だとしたら俺、おまえに随分迷惑掛けてるなって──」
「いないわ」
声を潜めて薫子が応えた。
「いるわけないじゃない、そんなひと」
「えッ?」
予期せぬ答えに、思わず俺は顔を上げた。
「それ、どういうことだ?」
「聞いてのとおりよ」
突き放すように奴は言った。
「あたしにはね、こういうイベントに付き合ってくれるような理解ある知り合いやお友達なんてのは、ただのひとりも存在しないの。電話帳のアドレスも、おかげさまですっからかんよ。それこそ笑っちゃうくらいにね」
「嘘だろ?」
俺は仰天した。
奴の語った内容が、到底信じられるものじゃなかったからだ。
この目の前にいる年上の女は、俺が手にしていないいくつもの宝を、溢れんばかりに保有していた。
美貌。
学歴。
社会的地位。
それらは、リア充と呼ばれるために必要とされるスペックの中でも、まず上位に数えられる要素である。
薫子は、そうした資産をことごとく高いレベルで持っていた。
いや、あえて後ろのふたつは度外視しても、初めのひとつを見るだけで、娑婆の男が放っておかないのは歴然過ぎて白々しいくらいだ。
だから俺は、奴の言い分を俺に対する当てこすりだと受け止めた。
わかりやすく言うなら、「リア充の自分が、ボッチのおまえと同じステージにいてやるんだ。ありがたいと思え」ってところか。
もちろん、そいつが被害妄想だってことは、重々過ぎるほど承知していた。
それでも、沸騰した不快感を押しとどめることはできなかった。
気が付いた時、俺の口は、感情的な言葉をあいつに向かって投げかけていた。
「いくらなんでも、それはないだろ? だって、おまえなんだぜ? おまえみたいなのがいくら『ボッチです』なんて自白したところで、俺は絶対信じねえぞ。謙遜するのも大概にしやがれってんだ。嫌味臭え」
そいつを聞いた薫子の表情が、一瞬にして険を帯びた。
艶やかな唇が、不機嫌そうな歪みを見せる。
「あのねェ圭介くん。君、あたしのことを、いままでどんな人間だと思ってたの?」
あいつの口から、棘のある答えが返ってきた。
「あたしはね、医者なの。それも、親の七光りとかで登ってきたエリートさんたちと違って、苦学生しながら医師免許取った、紛うことなきぺんぺん草なの。そこいらにいる同性と同じようにグルメやオシャレの時間を楽しむ、そんな余裕なんてちっともなかったの。暇さえあれば、勉強勉強また勉強。わかる? こんなコイバナひとつまともにできないあたしみたいな女にはね、普通の男女は寄ってこないの」
棘の先端には、紛れもなく強い毒物が塗ってあった。
そんなシロモノを無防備のまま叩き付けられ、俺は即座に狼狽した。
いつもみたいに、反発の言葉など出て来ない。
突っ込みどころがないわけじゃなかったが、それを言葉にすることはできなかった。
身を仰け反らして、俺は言った。
「そ、そんなもんなのか?」
「そんなものなのよ。世の中ってのはね」
薫子は、目線を落として吐き捨てた。
「もし、こんなあたしに笑顔で近付いてくる人間がいたとしても、きっとそいつは……」
「?」
「ううん、なんでもない」
苦虫を口いっぱいにほおばったまま、汁の残りを一気飲みするあいつ。
俺はその姿を見て、なぜだか強い違和感を覚えた。
なんでもない?
そうか?
本当にそうなのか?
その疑問はひと晩中、俺の頭を巡り続けた。
◆◆◆
明くる朝。いつもより早くに目覚めたその日の俺は、熱めの風呂で身体を起こし、そのままホテルをチェックアウトした。
ビジネスホテルだから、朝食なんて気の利いたものは出ない。
近くのコンビニでパンとジュースを平らげて、俺は直接
予定では、会場のゲートオープンは六時半。
ナビの予定だと七時過ぎには着けるので、自分で言うのもなんだけど、かなり余裕のあるスケジュールだ。
天候は曇り。
ただし、いまにも崩れてきそうって感じではない。
天気予報を確認しても、降水確率は午前午後とも三十パーセントといったところだ。
気温はそこそこ高めだが、過ごしやすい一日になりそうなので、俺は胸をなで下ろした。
コンビニをあとにし早朝の住宅地を抜けると、上り坂の途中に目的地を示す一枚の看板が見えてきた。
ナビゲーションも、「そこが入り口なのだ」と音声案内で告げている。
俺はハンドルを左に切り、さらに急な傾斜路を登った。
坂道は、うねりながら上へ上へと伸びている。
まるで峠のヒルクライムだ。
気持ちが高まり、アクセルを踏む右足についつい力がこもってしまう。
お行儀の悪い行為だと思わないではなかったが、それを制することはできなかった。
目的の場所に到着したのは、それから間もなくのことだ。
坂道の頂上付近に設けられた上下二段の駐車場。
複数置かれた赤いパイロンが、エントラントの道筋をわかりやすく教えてくれてる。
その指示に従い、俺は上段側の駐車場へと愛車「パルサー」を乗り入れさせた。
お伽の国への到着だ。
居並ぶ無数のクルマたちを目の当たりにして、俺のハートはこれ以上なく高まった。
この表現しにくい感覚は、実体験した人間にしかわからないだろう。
大きく息を吸い込んで、自分自身を取り戻す。
徐行の速度で会場内を進み、端の部分にクルマを停めた。
エンジンを切り、運転席から降りると、眼差しが対象物を求め始める。
それは、「トレジャー・レーシング・サービス」のバイナルが貼ってある「インテグラ・タイプR」と、そのオーナーであるひとりの美女の姿だった。
だが、俺の目が目的を果たすのより早く、相手のほうが俺の存在を認めたようだ。
ハスキーボイスが朝の空気を軽快に震わす。
「お疲れ~。昨日はちゃんと眠れたかしら?」
こちらに向かって歩み寄りつつ、そのオンナは、にこっと笑って右手を挙げた。
言うまでもなく薫子だ。
以前と同様、レーシングスーツを反脱ぎにして、上半身を露わにしている。
タンクトップに包まれたGカップバストが、相も変わらず目の保養……じゃなくって、相も変わらず目の毒だ。
発散される生フェロモンに刺激され、嫌でも視線がそこを向く。
本能的に、喉がごくりと音を立てた。
畜生!
これじゃあまるで、中坊のガキそのものじゃねえか!
不遜な愚息も俺を裏切る。
パンツの中で、排泄器官が硬度を増した。
朝から盛んな性欲が、こういう時は憎たらしい。
そいつを悟られたくなくて、俺は努めて口調を荒げた。
「お気遣いありがとさん。おかげさまで、たっぷり朝まで爆睡さ」
「そう、それはよかった」
だがその方面では、あいつのほうが軽く二枚は上手だった。
音もなく間合いを詰めた薫子は、両手を腰に俺をいたぶる。
「おかげさまでっていうことは、この薫子さんをオカズにして気持ちのいいオナニーができましたってことね。君の歳なら、一発、二発……そうね、三発くらいは余裕で抜けちゃうのかしら。だとしたら、精力旺盛で大変結構」
「だッ、誰がッ!」
真っ赤な顔で俺は怒鳴った。感情的に抗議の言葉を口にする。
「い、言っとくけど俺はなッ、お淑やかで気持ちの優しいお嬢さまキャラが好みなんだよッ! おまえみたいなドSな女王さまは、初めから対象外なんだってのッ!」
「あっら~、言ってくれるじゃない、圭介くん@チェリーボーイ」
それを聞いたあいつの
口の端も、ニイッて感じに吊り上がる。
オモチャを見付けた子供の笑い。
ネズミを見付けた子猫の笑みだ。
あいつは、さらに歩を進めた。
互いの顔が急接近する。
吐く息吸う息が直接感じられるほどの間合いだ。
そんな至近で、奴の唇は艶めかしくも言葉を紡いだ。
「その言い分だと、君って、黒髪ロングの優等生で、いかにも『私、オトコなんて知りません』って感じの清楚な娘が好みなんだ。いまのあたしとは真逆のキャラね。ま、その選択を最後まで貫けるかどうかは、いずれ実地で確かめさせてもらうわ。楽しみにしてらっしゃいな」
ふふん、と鼻を鳴らしてあいつは会話を締めくくった。
この状況、俺が一方的にからかわれている側だっていうのは、誰が見たって明らかだった。
というか、そもそも俺は、こいつからオトコ扱いされてない。
もし薫子が俺を
いい意味でも、悪い意味でも、こいつにとってこの俺は、オトコと呼べるような存在じゃなかった。
哀しいかな、その現実だけは判然としすぎてて、どこか清々しささえ感じられるほどだった。
「あ~そうそう、受付が終わったらいつものように慣熟歩行が待ってるから、時間があるうちにやれることはやっといたほうがいいわ」
別れ際、思い出したように薫子は振り向く。
一度は返したその踵をくるりともう一度旋回させ、ふたたび俺と向かい合った。
人差し指を振りながら、真面目くさってあいつは告げる。
「ちなみに、トイレとレストランは道を挟んだあっちの建物。でも、急に白いおしっこを出したくなっても、家に帰るまでは我慢するのよ。君、繁殖力だけは雑草並みに強そうだもの。公共の場を大量の子種で生臭くするのは絶対に駄目。あとから使うひとのことも、ちゃあんと考えなさい。いいわね? わかった? キャン・ユー・アンダースタン?」
「いつまでも下らねえこと言ってないで、さっさとあっちに行きやがれッ!」
莫迦げた戒めを突き付けられ、烈火のごとく俺は怒鳴った。
大袈裟な素振りで、右の拳を振り上げる。
ただし、根っこの部分では本気じゃない。
いわゆるポーズって奴だ。
どちらかと言えば、威嚇のほうに近いだろう。
そういう性根を知ってか知らずか、平然とその言葉を受け止める薫子。
奴はひらひらと右手を振りつつ、改めて俺に対して背を向ける。
魅惑的なヒップが、心なし、いつもより揺れているような気がした。
まったく──…
遠ざかっていくあいつの姿をその場に留まって眺めつつ、俺はボリボリ頭を掻いた。
おぼえたてのモンキー野郎じゃあるまいし、公の場でそんなことするかよ──…
もうお馴染みとなったあいつからのシモネタ攻撃だったが、自分では、これまでよりも対応に余裕が出てきたんじゃないかと思う。
それはつまり、俺の中で慣れが生じてきたってことなんだろう。
こいつを成長と呼ぶべきかどうかは、正直、判断に困るところだった。
おちょくり言葉をスルーできない状況に、少しも変わりはなかったからだ。
ただこの件に関して述べるなら、俺は最近になって、ちょっとした気持ちの変化を自覚していた。
ひと言で言うと、それは新たな心理の出現だった。
茶化されることに対する憤りが随分減った一方で、それとは別種の感情が、入れ替わるように、俺の内部で自己主張を強めてたんだ。
うまく言葉にできないけれど、そいつは半分、喜びみたいな感情だった。
いや、むしろ快感と表するべきだろうか。
あいつから上から目線でいじられることを不快に思う反面で、そういうのをどこか楽しみにしている自分自身を、俺は段々否定できなくなっていた。
冗談じゃないぞ。
その実感を噛み締めながら、心の中で俺は毒突く。
ドSなあいつに感化されて、俺の中でドMの属性が目覚めちまったってことなのか?
「冗談じゃないぞ」
今度はしっかり言葉を吐いて、俺は愛車の準備に取りかかった。
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