こういった街をアピールする物語ってどうしても観光名所の案内だけが浮いてしまいがちだと思うのですが、これはうまく物語の中に組み込まれていると思いました。
しがない小説書き。自サイトでは長編、短編、和風、洋風、はたまたアラビアン(?)と節操なく書き綴っている。創作にAIと遺伝子組み換え大豆は使っていません。
あなたは、もし自分の寿命がわかっていて、死を迎える日が近づいていると知ったら――どこで死にたいですか?ある人の場合、それは、美しい海を見下ろせる、高知にある一軒の家でした。
読んでみて、意外と自分も住んでいる街のことをよく知らなかったなと思い知らされました。当然、高知の事もよく知らず…でしたが、タイトルに惹かれて読み進めていくと、何となくですが、高知のことを少しだけ…続きを読む
はかなくも、あたたかい街コン応募作
末期ガンを患う彼女は、高知の海や空や川を愛し、仕事に忙殺されがちの「僕」に、美しい風景をもたらしてくれた。彼女は「風がみえる」人だった。「命令」「面倒」という冷たい言葉が並ぶ冒頭、若手…続きを読む
もっと見る