何気なく読み始めた結果、時間を忘れて読みふけってしまいました。
偶然にも私もこの前田舎に帰省したばかりなのですが、懐かしい風景を巡っていたときに、昔よく遊んでいた公園が閉鎖されていたり、「この道ってこんなに小さかったっけ?」と思ったりしてきたので、主人公には共感を覚えました。
一人称視点で、1話も1話も短いため、すらすらと進めていくいくことができます。
ちょっと不思議なミステリー要素(というのでしょうか?)もあり…初登場時の彼女の可愛さにはやられました。
こんな子いたら惚れますね…。(笑)
この物語が素晴らしいと思うのは、登場人物が等身大に感じることができるということ。
誰だって聖人君子でいられないんだから、過去の自分の言動を後悔することもありますよね。
人の不幸を対岸の火事として捉え、無責任な噂で本人を追い詰めたりとか…あのくだりは読んでいて胸が痛くなりました。
物語が進んでいくにつれて、切なくなったり悲しくなったり、ときには微笑ましくなったり。
多分、読んでいる私の顔面は凄いことになっていたと思います(笑)
純粋に読んで良かったなぁ、と心から思える作品に久しぶりに巡り合えたような気がします。
またゆっくり読み返したい、そう思える作品でした。