『七つの鍵の物語【悪徳貴族】~ぼっちな僕の異世界領地改革~』は、チートでも英雄でもない、ごく普通寄りの青年が、知恵と覚悟だけで“詰みかけた世界”に抗っていく物語です🧠🔥
主人公クロードが放り込まれるのは、悪政と暴力で荒れ果てた領地😱🏰
そこには“爽快な異世界ファンタジー”らしいキラキラ感よりも、むしろ「どうするの、これ……」と読者まで頭を抱えたくなるレベルの行き詰まり感が最初から横たわっています🌋🌾
彼は確かに特別な立場に置かれますが、持っているのは圧倒的な力ではなく、「この状況をどうにかしたい」という意志と、観察し、仮説を立て、試行錯誤する頭の回転⚙️📚
この「地に足のついた戦い方」が、内政もの・改革ものとしての魅力につながっていて、派手な魔法の打ち合いではなく、制度や仕組み、人心をどう動かすかという“頭脳戦”がしっかり楽しめます📊📜
また、「悪徳貴族」「悪魔との契約」といったダーク寄りの要素がありながら、物語全体のトーンが“救いの余地のあるシリアス”に収まっているバランス感覚も魅力だと感じました😈🕊️
「チート無双よりも、苦しい状況からの逆転劇が好き」「頭を使う内政・改革系の物語が読みたい」という読者には、かなり刺さるタイプの一作だと思います🗝️🔥
高校生クロードは、事故に遭い、
気づけば血の匂いと屍体に満ちた異世界の地下にいた。
自分と同じ顔の死体。炎を操る金髪の悪魔。
笑いながら命を奪う者の手が、彼に「契約」を迫る。
「助けてあげる。ただし、ボクを愉しませてよ」
理不尽と暴力の支配するこの世界で、
少年は悪魔と距離をとりながらも、
目の前で蹂躙される命に声を上げ、
自らを「領主クローディアス」と名乗ってしまう。
血塗られた指輪と、忘れられた記憶。
拷問具の並ぶ地下牢、囚われた子供たち。
文化も教育も失われた赤い大地。
彼が見たのは、支配と破滅が支配する「領地」だった。
契約すれば、救える命がある。
だが、その代償に「自分」を手放すことになる。
少年は、いまだ契約を交わしていない。
だが、契約しなければ、生き延びられない。
選ぶのは、地獄か、地獄よりも深い絶望か。
突然、異世界へと召喚された青年。これだけ聞くと、そこから何らかの知識や技術で、異世界を救う、変えるなどといった冒険譚を想像されるかもしれません。
でも、この物語はちがいます。
何も持っていません。力や魔法など、そんなものはなく、現代日本で得た知識も、そのままでは使えない。
どころか、竜に囚われの身であり、領する国は、周りから属国扱い。
――こんな状況で、いったい何ができるのか。
でも、青年はあきらめなかった。
その手に持つナイフを捨てることなく、少しでも前へ進むことを選んだ。
使えない知識も、使えるように考えて。
ひとりではできないことも、仲間を作って、工夫して。
そうして得た知恵と力、そして最初から持っていたあきらめない心が――
ここから先は、物語をご覧ください。
絶望的な状況からのスタートですが、それでも引き込まれます。
そしてその巧みな筆致とストーリーテリングにより、気づくと貴方も、青年――クロードと共に、邪竜――ファヴニルを求め、前へと進んでいます。
……でも、その邪竜さん(と私は呼んでいます)も結構魅力的なんですよね。
それだけでなく、ヒロインたちや仲間たち、愛すべきアレな敵たちも魅力的で、見ていて面白いです!
ぜひ、ご一読を!
まず、まだ連載の途中で書いたレビューとなりますが、現在の時点でもう100万文字を超えている作品となります。
それだけでも、この物語が持つスケールの大きさを間接的に感じることができますが、ただ長いから――ではなく、圧倒的なまでに広い世界観を構築しているのが、この作品の最大の魅力ではないかと思います。
何をもって『壮大な世界観』と言えるのか、その判断基準は様々でしょうが、個人的に何より感じ入った部分は、物語の中にいろんな国、団体、個人が登場しているから……だけではなく、それぞれの人物が、それぞれの思惑を持ち、互いに対立し、また時には手を取り合って、それらの集合体として一つの世界が成り立っているという、しっかりとした基盤、土台が作られているという点でした。
そして、そんな巨大な世界観の中で、締めるところはきっちりと締めて、またギャグを取る場面は全力でギャルに走る、そんな話の展開の上手さは筆舌に尽くしがたいところがあります。
特に、読む側の予想の斜め上をいくような展開が出ても、それを話の流れに違和感なく溶け込ませるのがすごいと感じました。
またそれと同じ脈絡として、ファンタジーならではの新しい概念、法則などにもこだわっており、いわゆる『とんでも』、『チート』的な説明不可能な何かに頼るのではなく、それらの概念をちゃんと理屈を通して成立させていて、読む側としても納得のいく説明がなされているのがよかったです。
最初は、あー対立者をぶっ飛ばして現代知識チートで内政無双話するのかなーと思ってたけど、全然そんなことはなくて、彼は彼の外身が行ったことを償うため、そしてそこにいる誰かを助けるためにひたすらに戦いに身を投じていく。
そうでありながら主人公は人間的バランスを失わない。なかなかいないタイプです。
そして、ぼくはこの作品の中では、アンドル・チョーカーが一番好きだ。多分他の読者もきっとそうだと思っている。
その彼の使い方が抜群にうまかった、ぼくはそう信じている。
あのシーン、(これは感想でも書いてしまったので割愛しますが)極めてアンドル・チョーカーらしいんですよ。彼ならそうする、そうしてしまう、そうできてしまうんだろうなって。ぼくだけかも知れないけれど、読者にそう思われる作者って本当にすごいと思ってます。
そろそろクライマックスですね、続きも期待し続けています。
ジャンルで言えば内政型異世界転移ライトノベルであるが、そんな陳腐な言葉ではこの作品を語ることは出来ない。
『悪徳貴族』と『邪龍』によって極限まで荒廃した国土を、自らの『悪評』まで利用しつつ蘇生、改革していく序盤から、狂気に囚われたテロリスト国家と大国の陰謀に血ヘドを吐きながら立ち向かう中盤。
内政改革、仲間達との冒険、国を率いての戦争、外国との外交、美少女達とのハーレム(?)、そして神話の時代から続く因縁……あらゆる要素が複雑に絡み、しかしそれはお互いを邪魔することなく、クロード・レーヴェンヒェムという男の生きざまを描く一代叙事詩に昇華されている。
この作品が高く評価されることを非常に喜ばしく思う。
惨劇のさなか目を覚ました主人公は少年のような外見の邪竜に契約を迫られます。
そしてクローディアス・レーべンヒェルム辺境伯として生まれ変わった主人公が見たのは、見るも無残に荒れ果てた領地。
主人公でなくてもこれは無理だろうと思ってしまいますね。それでも彼は前向きに頑張ります。
時には剣を持ち迫りくる敵と勇敢に戦い、時には現代の知識を活かして領地改革を行います。
その他にも魅力あふれるキャラクター達が登場して華やかさがありますね。
果たして主人公は無事にこの絶望的世界を救えるのか?
無邪気な笑みを浮かべる悪魔ファブニルの真の目的とは?
その続きは是非とも貴方の目で確かめてほしいと思います。