12月26日

「今日は、クリスマスですね。この会場には色々な思いを持った人たちが集まっていると思います」


「今から歌う曲は、喧嘩によってよいクリスマスを送ることが出来なかった2人の男女の本音を歌です」


「『1日早い』ですが聴いて下さい」




『12月26日 / 雷同貴音、菊池拓也』



マクラ濡らして目を覚ます


12月26日の朝


隣にいたはずのあなたは今 隣にいない


くだらないことでケンカをして


飛び出したあなた


どこにいて何を しているの



頬を濡らして走り出す


12月26日の昼


隣にいたはずのあいつから今 メールが届く


くだらないケンカ 今はもう


後悔しかしてない


あいつに今 会いたい



吐いた息が白くなる


12月26日の夜


1日振りに開かれる 重い鉄の扉


あなたはサンタの格好で


ごめん と謝る


どこにいて何をしていたの



吐いた息が白くなる


12月26日の夜


1日振りに手を触れる 重い鉄の扉


俺はサンタの格好で


ごめん と謝る


もう二度と離れない



サンタはもう休んでる


12月26日


1日遅れで始めよう 2人ぼっちのクリスマス


ツリーもケーキも無いけど


あなたが (お前が) いるだけで(いるだけで)


最高のクリスマス

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