いよいよスタート

団は全部で6つ。

ハチマキで色分けされ、六学年を縦割りにして振り分けられている。


団対抗競技は、低学年の玉入れ、中学年の綱引き、高学年のいろいろリレー。

そして、男女別のリレーだ。




いろいろリレーがスタートした。


ボールを二人のおなかで挟んで走ったり、二人三脚だったり。

走る順番で走り方はそれぞれ違う。


我らが赤色団は……。

なんとトップバッターが激しく転倒し、ダントツの最下位に。(泣)


“いやいや、この大差はちょっと…。

その中で、2回走るわたしって一体…?”



先ずは、二人三脚で走る。

雨は強くなってくるし、足下は悪いし。


でも、こちらは練習を何度もしていたので、スムーズにバトンを繋げることが出来た。



それからわたしは、アンカーから2個前で待つ、華澄ちゃんの元へ。



『ハァー…華澄ちゃん、ハァー…お待たせ…。』

「夏美さん、お疲れさまです。大丈夫ですか?」

『ハァーハァー…。うん…大丈夫。』

「かなり差がついちゃってますね。」

『うん…そうだね。』




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