第83話 佐々木君

できるだけ不義理はしないでおこうというのが最近の方針。

どこで、誰に、お世話になるかわからないからね。

先輩と会った翌日、このところ毎日ランチを食べに来るサラリーマンがきた。

「このところ毎日だね、佐々木君。忙しいの?」

「そうなんですよ。息抜きしなきゃやってらんないですよ」

マスターと話しているのを聞くと、常連さんらしい。

「奥村さん辞めたの?」

「そうなんだよ、いきなり。新しい子、花咲さんって言うの。よろしくね」

よく見ると、佐々木君は私好みのタイプだった。

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