第27話 尿酸値が高いと言われ

 おいら。落ち込んでいる。でもね、病気のデパートと呼ばれ、名寄岩みたいなおいらだけれど、脳みそはまだ働いてくれる。えっ、名寄岩ってなんだって? そいつはWikipediaで調べておくれ。涙と感動が押し寄せてくるかもしれないよ。古い話だけどさ。

 昨日、内科の病院に行ったら、血液検査の結果が出ていて、医師に、

「尿酸値が高いねえ。薬を出しましょう」

と言われちまった。ほっとくと痛風になるらしい。今のところそうした傾向は出てないけど。風が吹いても痛いのが痛風だ。おいらの病気コレクションがまた一つ増えちゃった。

 ここでおいらの病気、夏のコレクションをご紹介しよう。上から順に、躁鬱病。社会不安障害。パニック障害。アトピー性皮膚炎。十二指腸潰瘍。血糖値。肥満。その他歯のブリッジが取れたり、大量の虫歯が見つかったり、上半身には様々な病気を取り揃えております。それに高尿酸値が仲間入りだ。もう一つや二つ増えたってどうってことない、わけがない。

 それに最近手が震えて字が書けない。もしかしてパーキンソン病かリウマチ? 考えると不安になる。パーキンソン病は何科に行けばいいんだろう。ああ、なんておいらは病気に愛されているんだ。このままじゃ、カクヨム廃人じゃなくて、本当の廃人になってしまう。


 健康な人が羨ましい。病気が一つでもあると、物事億劫になり、積極的に生きられない。おいらの場合はな。カクヨムには鬱病でもアスペルガーにしても他の病気でも明るく生きている人がいるようだ。カクヨムエッセイでもそんなタイトルを見かける。読んでいないから内情は知らないけど。最近になって躁鬱病のエッセイも出てきて、我『狂気の夏』の牙城を脅かしている。『狂気の夏』はPVすら増えない。ましてや★なんて願うべくもない。精神的にかなりよろしくない。エッセイ・実話・実用コンテストは諦めよう。


 話は変わるが、カクヨムはショートショートばやりだ。だがショートショート、見た目より作るのが難しい。おいらも挑戦したがあとゴア元副大統領、いやあと五話で行き詰まって一週間以上、書いてない。その間隙を縫ったのだかどうか知らないが、某氏の某ショートショートが現代ドラマランキングの上位についている。ちょっと悔しい。このショートショート、タイトルが最初のを含めて四回変わっている。マーケティングの手法を使ったのかは知らないが、努力しているなあとは思う。読んでいないので、内容の良し悪しには触れない。もし見て似たようなのを書いちゃったら盗作を疑われ、おいらは地に堕ちる。まあ、今も地に堕ちているから関係ないか。


 レビューをいっぱい書いて、お返しの★をもらえばいいのだろうが、それはやらない。正義感というより、面倒くさいからだ。これは前に書いたかな。中島らも現象が始まったみたいだ。彼はアル中、おいらはヤク中。でも処方された薬だからね。警察に通報しないでよ。


 なんにしても健康が一番だ。肉体も精神的にも。その両方を病んしまってんだからおいらの行く道は果てしなく暗い。もっと光を。

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