倫理や摂理をテーマ(の一つ)としているが押しつけがましくはない。文体も整って読みやすく、SFらしいSFでとても雰囲気が良いです。するすると喉に入ってくる印象です、それこそ「造られた」何かみたいに。
「ドラゴニアン コンティネント ─アガタ嬢の魔法のレシピ─」連載中! ファンタジーが好きです。 地に足のついた描写、生活感のあるものが特に好きです。 SF…
現代ですら、ほとんどの人は食べる為の殺しの現場に立ち会っていない。食べる物が生きていたかどうかなんてのは、案外すぐにどうでもよくなっていくのかも。本物が何なのか、それはその世代に生きる人にしかわから…続きを読む
倫理というものが人の営みの中で作られてものでしかなく、絶対的な、揺るぎのないものではないという、普段は忘れがちな性質を、目の前に突きつけられた感じがします。正しさとは何なのか、未来はどうなっていく…続きを読む
排除された自然と人間の倫理を人間以外に適用しようとする歪な人間たち彼女にとってのフォルカスはいちど死んだのか、それとも2度死んだのか、いやそれともフォルカス代理によって死に続けるのか自分の…続きを読む
生物だった肉も肉でしかない肉も、生物のフォルカスも機械のフォルカスも同じ。人は自分との関係性のみに意味を見出し続けた。そういう姿勢を疑問視しつつ結局はそれしかできないという諦め。そういうものを感じま…続きを読む
もっと見る