食わねば死ぬが、いま口にしているものは果たして食事か?ぜひ紙の本で読みたい。
動物を殺して食べるのは可哀想だからやめましょう、から始まる物語。”倫理的”って一体なんだろう、倫理も何も結局誰かの勝手な決めつけと欺瞞なんじゃないの、終始そう考えさせる運び方がとにかく上手い。昔…続きを読む
現代ですら、ほとんどの人は食べる為の殺しの現場に立ち会っていない。食べる物が生きていたかどうかなんてのは、案外すぐにどうでもよくなっていくのかも。本物が何なのか、それはその世代に生きる人にしかわから…続きを読む
個人的にはこの作品はホラーであると感じた。作中においての価値観の差、今の我々との乖離。だがそこに気味悪いリアルさを感じてしまう。現実でも似たような思想があり、ひたひたと浸食を開始しているから…続きを読む
小説の中にもタバコの件などで出てきますが、もう既に、こういう倫理の逆転がかなり起こっていますよね。今正しいとされている事が、以前はとんでもだったり。。民主主義って、多数派が正しいという概念ではないん…続きを読む
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