世界観がしっかりと固まっていて、本当に未来はこうなるのではないかと思わせる力があります。普遍だと思っていた価値観もころころと変わるものなのかもしれません。
しがない小説書き。自サイトでは長編、短編、和風、洋風、はたまたアラビアン(?)と節操なく書き綴っている。創作にAIと遺伝子組み換え大豆は使っていません。
主人公の女は生きるための殺生を禁忌とする世界の流れに翻弄される。この世界の倫理観は海の干満の様にゆっくりと、打ち返す波の様に小さく変化し、その変化にのまれるもは悪とされていく。主人公の愛猫、…続きを読む
私は犬派なので、犬だって……犬だって……!と若干なりましたが、確かにこういう状況になったら犬は普通にバクバクしてるんだろうなと思ってしまったのも事実です。猫だからこそ、でしたね。意味はこの作品…続きを読む
価値観が人を殺す。他のレビューと同じく。本当に起こり得る可能性がある話でとても興味深く、今も昔も時代の転換期に合わせて、変わる人・変われない人・変わりきれなかった人が分かる内容でした。大きく変…続きを読む
これはいいSF。二度目の喪失が物悲しい。
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