時間オーバー

助っ人スギさんは、新しいパートさんが入ればすぐいなくなる

ということで、発注に関してはしないことに

ヤママネが自分達でやるからいいわと断ったそうで

ちなみにその頃の私の仕事量

自分の担当のヨーグルト・デザートの発注が早くて1時間

それと、ヤママネが休みの日はヤママネが担当している

パン・和菓子・軽食(ピザとか)・冷凍食品(アイスも)の発注

これは難しくて1時間半から2時間


そこにハセさんが担当していた飲料・乳製品の発注もすることに

これも最初は1時間かかっていました

ちなみに私の仕事時間は4時間、発注だけでこの時間

完全オーバー量です

他にも

朝の品出しと、売価変更作業で1時間

品物の値下げ作業に1時間

他にも、データを書く作業や

朝礼がある日

ゴミを出すとか片付け

トイレにだっていきますし


毎日2時間超える残業が続きました

残業が続くとヤママネが

「もうちょっと早く出来るよね、何してたの」

やら言ってきます

パンの発注も、取り方がどうとか

教えてはくれないのに

文句ばかり言われてました


そんな様子をみていたスケさん

ヤママネに

冷凍食品は俺がするし

ヤマさんはマネージャーなんだから

下のパートにやらせずに自分が翌日分も発注して

見直しだけしてもらうべきだと

言ってくれ、改善されてはいきました


本来私が言わなくちゃいけないことです

時間的に無理な量ですから

でも、なんだろう

ハセさんが辞めたことで

なんか意地みたいなものもありました

何より

あれだけ泣くヤママネをみてきたので

何かを言うのが怖い気持ちもありました



売り場のことや

商品の取り方とか

いろいろヤママネに助言をしていたスギさん

ヤママネにとっては目障りだったらしく

スギさんが何を言っても

全く聞かなくなっていきました


そうしたら

スギさんだって面白くはありません


加えて、当時経験の浅い若い店長に

ヤママネがなんだかんだ話して

うのみにした店長がスギさんにあれこれ言った事もあり

「もう、俺は余計なことはやんねえから

冷凍の発注はとりあえずするけどね」


すっかりやる気が消えていったのです








  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る