働き出して半年くらいの頃のことです。

ヤママネが出勤の日は部門ミーティングをします。

広告商品の確認とかです。

それが

やたら長い。

主にヤママネが喋るのですが、

とかく本部の人がどうしたとか

他の店はどうこうとか

こちらとしてはどうでもいい話

発注の確認の話になっても

主語がないような要領の得ない喋り方

私もハセさんも4時間勤務

ミーティングに30分もかかると

自分達の作業が押せ押せになります。

しかも、私達が帰る時間頃に

「ミーティングするから」

が増えてきていました。

マネージャーが部門のパートの就業時間を把握してないわけが

ありませんし、そもそも私を含めてパートはその頃で3人でしたから。

当時の私、ただでさえ時間通りに帰られないのに

長時間ミーティングは負担でした。

さすがにハセさんが

「ヤマさんに今日言うわ。最近時間がかかりすぎなのよ

これじゃあ帰るの遅くなっちゃうしね」

で、ミーティングの時にハセさんが

ちょっと時間が長いし、4時間帰りだと作業も終われなくなるから

短めにしてほしい。

ほんとこれだけ

普通に言ったんですよ。

別に責めるわけでもなく。

そうしたら

「どうせ、全部私が悪いんでしょ」

しくしく泣き始めました。

しゃがみこんでです。

ええ？

泣くの？

ここで？

あっけにとられました。

声のかけようもありません。

ちなみに時刻は12時

これから発注をしなくちゃいけなくて

ただでさえ13時までに帰られるか微妙な状況・・

困ったな

参ったなあ

顔に出たらしく、ハセさんに

「いいから発注してきて」

後はなんとかしとくから

ハセさんはヤマさんがパートから

マネージャーに上がるまでは

割と仲良くしてたそう。

マネージャーになって彼女、変わっちゃったんだよね

そう言っていました。

いや、それにしても

いい年した大人が

仕事中に

こんなことで泣けるもんでしょうか。

ものすごい失敗したとか大人だって泣く時は

確かにあると思います。

でも、これは・・・

泣こうとしたって泣けるもんじゃない。

私だって

失敗して、ヤママネに嫌味を言われ

うーってなって落ち込んで

ゴミ置き場でダンボールを

「くそー」（一応周囲に人気が無いのを確認して）

投げ込んだり、トイレで

「もー！」

シャドーボクシングの真似事くらいはしましたが

泣くって

私の中では論外だったので

ほんとにびっくりでした。

このびっくりが

やがて

またか・・・に

変わっていくのです。