あの女
働き出して、3ヶ月くらい過ぎた頃のこと
店内で値下げ作業をしていた時のことです
惣菜部門のサキさんが
惣菜の補充の戻り際にそばに来て
「あの女、ほんとむかつく」
サキさんは普段は穏やかな50代のパートさん
東北出身だからでしょうか
肌が白くてとってもきれい
「どうしたんですか?」
「ヤマさんよ、そこでちょっとペン貸してって言ったら
今忙しいから!ってさっさと行って貸さないのよー
ちょっと胸にさしてるペンくらい貸すのに時間なんてかかんないじゃん」
「そうですね、それは腹も立ちますね・・」
プンスカ行ってしまいました。
スーパーは大概はパートさんやバイトで成り立っていて
主に女性が多い職場ですよね。
そんな女の園
ちょっとしたことで
陰口
叩かれます。
そしてその陰口は決して本人の耳に届くことはありません。
スーパーでなくても
人が集まればついてきますね。
それにしても
あの女って・・すごい表現だなあ・・
その頃はヤママネとはそりが合わないなあとは思いつつも
そこまでな感情は持ってなかったので
驚いたのを覚えています。
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