覚えているうちに、いいお菓子がある (ろくに開封しないでおく方がいい)

そのうちに食べられなくなってしまうが

心が毛羽立っている (干からびたツナマヨのように、水浸しの絨毯のようにだ)

なんとなく沈んでいて、なのに、きれいな音楽を聞いたのは間違いだった (そう落ち度のある事でもない、受け入れ態勢ができていないのは)

心の形が合わない時に、面白おかしい気持ちを当てはめようとしてはいけない (容れ物が曲がるし、お菓子も崩れる)

バルーンが膨らんでいく、ジャムやザラメや、チョコやシロップ、ぷう (すぐさま握り潰す、それはそれ、これはこれ、ぎゅう)

やわらかくてふわふわとしたものに生まれたかった、この存在は言う口が、しかしだんだんふわふわとしてきた、もてあそぶあまりに (生まれる前にはふわふわだった、天も地もわた飴だったと、心ある人が言う、嘘つきだった)

いい事がありますように、世界中にいい事が天罰の火の雨のように降りそそぎますように、一年中降りますように (そうなったら我々は、とうとう幸せになってしまう)

お菓子を食べた後には、お菓子をおいしく食べることができない (まるでいい事ばかりが続かないかのように、神様が見ているから神様が見ているかのように)

この人はふわふわした事がないから、またふわふわを食べてしまうよ (なんてひどい)


ああ、でも しまっておいてもきっと、幽霊や天使たちにむしばまれてしまう

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