第10話 基礎工事。

二階の塗装も終わった11月中旬。相真工務店さんによる基礎工事が始まりました。


この時期、わたしたちは通常の業務にくわえ、会社移転のための手続きや引っ越し準備などがあったため、日中はあまり現場に出向くことができず、帰りしなにその日の進行状況をのぞき見るくらいしかできませんでした。


それでも一日一日着実に変わっていくその様子を見るのはとても楽しく日々、興奮するものがありました。


一階の床は当初はコンクリートをはがしたり、あらたに流しこむことも検討されましたが、コストと断熱効果の理由から木製の板を貼ることになりました。まず、むき出しのコンクリートのうえに木枠の台座を作り、そのうえに板を貼っていきます。排水溝は埋めずに覆い隠します


水道メーターはなんと室内(床)にあるため床板をここだけ別枠にして取り外し可能にしてもらいました。これで水道局の方が検針がきても大丈夫です。それにしてもなぜ室内にメーターがあるのでしょう?(これはいまだ謎です)。


土間だった箇所は壁や天井に施工ボードを貼ってもらいました。旧土間(現・ミニキッチン&トイレ)は施工ボード>パテ>クロスで仕上げられています。現代の内装はほぼこうして行われているそうです。


土間にあった収納庫跡はコンクリート片で埋めたのち、コンクリートで固めてしまいました。ほかの床同様、このうえに板を貼ってしまいます。


二階は一階同様に床板を貼ってもらいました。板のない部分は畳をいれて和室にするためそのままです。元押入れだった場所は壁や柱に板が貼られています。


これでプロの手による基礎工事はほぼ終了。


あとはトイレやミニキッチンを設置したのち、クロス(壁紙)やフローリングマットなどを貼る作業、つまり仕上げの工程を残すのみとなります。


いよいよ完成が近づいてきました。(つづく)

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