まず、心臓の弱い方にはあまりお勧めできません。そして、むきだしの暴力に耐性のない方も読む時には注意が必要です。極めて重厚かつヘビーな世界観と、陰謀と暴力渦巻く世界で必死に生きようと足掻く人々の心の動きが魅力です。そして、本当に無造作に奪われる命と、人の尊厳。価値観の違いと言ってしまえばそれまでですが、命の価値が何とも軽いのも作品の特徴です。無慈悲な暴力の世界を堪能したい方は、この作品に漂う血と死の気配に触れてみてはいかがでしょうか。むせます。
驚きました。 遠い時代に存在したという伝説の名作オーラバトラー戦記の空気を今に伝える作品です。 この作品には濃厚な冨野成分が生のままで入っています。 これにやられてしまってはもう正気を保つことも難しいでしょう。 えげつない描写なのに読みやすくて引き込まれるのも嬉しいポイント。本当の冨野節だったらここまで読みやすくは無いですからね。 濃厚なエログロとロボットと情念の物語です。これから先のロボットのさらなる活躍を期待しています。
異世界転移、及び転生物は、総じて『軽い』がこれは違う。異世界に行ったらこうなると丁寧に描写されている。要はリアリティがあるのだ。 しかし読者は、そもそも異世界物にリアリティなど求めていないので、好き嫌いの分かれる作品かもしれない。 ――ただ、私は好きだ。
長く練っていたというだけあり世界設定など独自性を感じさせます。転移の雰囲気としては小説版のダ○バインとかに近いでしょうか。容赦なく人が死に、憧れの女性は目の前で辱められ行方知れず、主人公は娼婦と肌を重ねて安らぎを得る。冒頭四話でこれだけの暴力と性の描写まみれ、挑戦的です。今後話しがどのように展開するのか楽しみ。
ああ、面白い! 先が気になって仕方がない。設定集とか見てみたい!!安易に魔法とかが出ないってのもいい、新たなファンタジー概念形成に挑戦する姿勢は作者としても見習いたい。私はレビューを書くとき「生きたキャラ」という表現を使うのですがこの小説のキャラはしっかり命を吹き込まれていました。催促するようで申し訳ない、ですが「続きを待つ読者が」ここにいますよ!