恐怖という簡単な言葉で片付けられない複雑な感情がここにあります。
【書籍化作品】 ・『いちいち癇に障るんですけどっ!』KADOKAWAビーズログ文庫 https://kakuyomu.jp/publication/entry…
これが、恐怖以外になんだというのだろうか?
鳴く蝉はただ暑苦しいだけですけど、鳴くぬ蛍は心地の良い涼しさを運んできてくれました。
淡々とした語り口に恐怖心が増します。聞くに聞けない……。
文学的で、雰囲気がとても好みでした。家庭環境が生んだ、女性の抗いようのない鬱屈の説得力に魅せられました。冒頭一文で惹きつけられました。清涼感と面白い作品を味わいたい方はぜひ。
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