地域密着系『Walker』なんてものもあるのです
こんにちは。普段エタりがちなのに(私にしては)こんなハイペースぶり。
ちょっとお前なんかヘンなおクスリキメてるんじゃないか? と思われるかもしれませんが……どうかみなさま、いつエタるかわかったもんじゃないので、私が書けているうちにお楽しみくださいませ(自分でそれを言うのか)
……はい、余計なこと言わずにがんばります。
しばらく雑誌の話題が続きます。今回は私の書店で不滅の記録を作ったある雑誌についてのお話です。
みなさんはKADOKAWAさんの主力雑誌は何であるか、ご存知ですか?
マンガ雑誌である『少年エース』でしょうか?
ライトノベルの『電撃文庫MAGAZINE』?
それともアニメ誌の『Newtype』でしょうか?
どれもひとつの分野で見ると確固たる地位を築いてはいますけれど、雑誌の屋台骨とまでは言えません。
答えは、『ザ・テレビジョン』と『◯◯Walker』。
実のところ、この2誌の売れ行きがハンパじゃないのです。
『週刊ザ・テレビジョン』は毎週表紙を飾る芸能人などがレモンを持っていることでも知られています。
これには週刊誌としてのフレッシュさをアピールする狙いがあるそうです。
月刊の『ザ・テレビジョン』も存在します。
地域ごとに放送局が違いますから、テレビ誌には地域ごとに首都圏版だとか関西版とかがあるのはわかるでしょうけれど、各都市ごとの飲食店やイベント情報を取り扱う『Walker』系雑誌も地域ごとに名前が少しずつ違っています。
代表的なものに『東京Walker』『横浜Walker』『東海Walker』などがあります。
私のいる地域ですと『関西Walker』(ちなみに唯一の隔週刊、ほかは月刊)。
ファミリー向けのものや季節ごとのものなど、いくつもの増刊号を出しているので、派生誌はかなりの数に上ります。
実はKADOKAWAさんが現在の地位を築いたのは
この『ザ・テレビジョン』と『東京Walker』という2つの主軸となる雑誌を創刊したのは現KADOKAWA会長の角川
さて本日の主役はその2誌の中でも後者、『Walker』のほうです。
本誌も各地域ごとに分かれているのは先にお話しましたけれど、さらにピンポイントで地域に密着したものも発行されていることはご存知でしょうか?
たとえば私の地域ですと大阪の中でも『梅田Walker』や『堺市Walker』といった具合に、かなり場所を絞って特集したものがあるのです。
関東でも池袋や新宿の『Walker』があるみたいですね。
私が雑誌担当していた頃、その書店があった地域をたまたまピンポイントで特集した『Walker』が発売されたのですが――
当時の店長がなんと 5 0 0 冊 も発注していたのです。
最初これを聞いた時耳を疑ったものです。
え? 500?
50でなくて?
それほど大型の書店でもないのに。
正気かよ店長売れるわけないやーん!
……本気でそう思いましたね。
大丈夫売れる売れる、と店長は妙に楽観的。
私は非常に懐疑的になりながらも、納品されてきた以上は仕方ないのでドドーンとレジ前に展開したわけです。
しかしこれがどうしたことでしょう。蓋を開けてみたら、とんでもない爆売れ。
それもそのはず。
あの『Walker』ブランドがピンポイントで自分の町だけをピックアップしている。これは滅多にない保存版と考える人が大勢いても不思議ではなかったでしょう。
さすがに500部完売、とまではいきませんでしたが――
数年にわたり引っ張って平積みして、420~430でしたかね?
もはや正確なデータはありませんけど、そのくらいさばいたと記憶しております。 閉店直前までポツポツ売れて、気付けばそのくらいの数字になってましたね。
す ご ー い !
これは少なくとも私が雑誌を受け持っていた間では、先に取り上げた『イヴ・サンローラン』のムックをはるかに
これについては私は本当にただ並べただけなので、私の成果です!と胸を張っては言えないのがなんとも……(笑) や、サンローランのバッグもそうですけど。
あくまでも私のいた店での話ですけれど、あの『ONE PIECE』の単巻と肩を並べる売り上げと言えばどれほど凄まじいものか、ご理解いただけるでしょう。
……当時の店長、売れないとか思っててすいません、私がバカでしたァ!
普通ひとつの雑誌で500部なんて怖くて怖くて発注できませんよ……大型書店でもそこまでの発注はそうそうしないのでは?
版元さんもよく受けてくださったものです。
ともあれ、これが商売のセンスなんだろうなと思います。こういうのがバチッとハマったら気持ちいいんだろうなあ。
というわけで、今回はKADOKAWAさんの雑誌が私のいた書店で売り上げチートだった件、お送りいたしました(笑)
次は雑誌も含めた、やや特殊な流通形態のものについてお送りいたします。
それではKADOKAWA上層部さん方から「お前を見ているぞ」と言われない限り、またお会いしましょう……その目誰の目……(ブルブル)
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