一人の人類の持つ全てによって生み出される世界。主人公と読者は、そこへ招かれる。人類の数だけ世界はあるので、作者は、書いても書いても書き終わらず、読者は、読んでも読んでも読み終わらないという幸せ、となるかも。
世界に築かれた基盤、体制、施策に、概念存在がもたらした歪み。その存在が持つ力にも、多様性を示唆する描写が見られたので、世界を巡るたびに能力に焦点を合わせて、推理しながら二人の冒険に追従してみるのも楽しそうですね!この巡り合わせが、二人の所属から来る使命であることが見て取れて、先がトコトン気になります!集合無意識や某合成食品を思わせる描写でも、堅苦しい文言は一切無く、スラスラと先を促すライトな造りになっているのも好感触でした!ではまた来ますね! 本日もお疲れ様です。