欲望とはかくも執念深いもの。食欲を満たすため、ここまで過酷にできるのか。地方都市によくある神話、おとぎ話はおそるべきものだった。
ゆっくりと小説書いてます。 歴史、ゲーム、SF、コメディなどなどを書いております。 著作一覧 ・不遇な俺のお気楽スローライフ ・スキル「種の図書館」 ・廃村…
物語は、恐ろしい奇病が蔓延するところから始まります。本作は処女の女性しか罹らない病気でありますが、このご時世と合わせて、病気の恐ろしさはよりリアルに感じました。それも、物語のなかの奇病は悍ましい経…続きを読む
夷也さんの作品はいくつか拝読しているのですけれど、この作品もまた素晴らしい物語であったように感じています。どうしてわたしはこんなに感動するのか、それはやっぱり世界観の深さだと思います。世間に処…続きを読む
その《死病》に侵されたものは生きながらにして、地獄に落ちる。処女だけが掛かるその《死病》は、罹患すると急激に老いていき、知能も理性も損ない、やがては腐乱した骸だけを残して息絶える。患者らは一様に、…続きを読む
非常に綿密に調べられた歴史背景のもとに立てられた舞台設定だと思われます。 謎の奇病がはびこる事件。 前半は貴志祐介氏作『天使の囀り』を髣髴とさせるような、バイオホラー。かなりのインパクトがあります…続きを読む
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