よろしくお願いします。
小説と言うよりも、詩の趣きが濃い。朗読対象に適しているのでは。黙読よりも声に出す方がシックリ来る。私自身は帰りの通勤電車で読んでいるので無言だけど。主人公の心情を丁寧に編んでいる。一言で言えば「…続きを読む
あなたを好きなこと、今起きていることの理由、どうしても助けたいこと、助けたいのは誰かということ――。二人の少女が抱えるにはあまりにも大きすぎること。それを、たった二人で考え抜いた、一夜の物語で…続きを読む
沼に棲む巨魚が、不作の冷たい雨を降らす。こんな年は、お人身さまが選ばれる。親友のサヤが、明日、沼に行く。魚に食べられて、いなくなってしまう。人はギリギリのところに追い詰められて、どこま…続きを読む
親友を助けたいと願う主人公の冒険物語、と思いながら読み始めると、冒頭からその予想は裏切られます。読み手は、結末を予感しながら、主人公の切々とした心理を追うことになるのですが、その構成と描写が、作品の…続きを読む
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