ワニ
あたしの部屋には ワニが住んでる
一緒に暮らしてもう5年
だから
あたしの部屋は血の匂い
エサは 主にニワトリ一匹
ばりばりと 喰べてる
おいしそうね
部屋を満たす 血の匂い
月明かりに 照らされて
彼の食事は おしまいです
あたしの部屋には ワニが住んでる
何処にでもいるようなOLの
誰も知らない 秘密です
セクハラ上司に 厚化粧のお局さん
近所のうるさい子供や 吠える犬
言いたい放題 口先だけの
ナンテツマラナイ イキモノデショウ!
ねぇ ワニ
こいつらみんな 喰べちゃってよ
黙らせてよ
欲しいものは 欲しい
我慢なんて しない
だって シアワセになりたいもの
ワニは いつも眠っている
生まれたジャングルの 夢見てる
太陽と 水と 森と 血の 匂いに満ちた
いつか還る 故郷の夢
あたしは ワニと暮らしてる
あたしと同じ 瞳をしたワニと
(この詩は、岡崎京子先生の『Pink』へのオマージュです)
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