思い出すのです
異世界から来たと言う奇妙な格好の少女は、僕の手をとると言った。
「さぁ。私とともに、もとの世界に帰りましょう。あなたは忘れているだけなのです。本当のあなたは、私たちの王国の王子——」
「まさか……」
僕が異世界の王子……?
「——王子が、宴で余興をする時に『よっ!』と言う役なのです」
「じゃあ帰りたくない」
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