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  • 和顔愛言への応援コメント

    イベントそのものより、耀子の笑顔が見られることを喜ぶ佐助の気持ちが印象に残りました。そっと手を重ねる仕草にも、一緒に過ごしてきた二人の親密さを感じます。

    髪型の変化やエレベーターの階数に少しずつ違和感を覚えながら読み進めて、最後のスプーンの場面で、それまでの景色が違って見えました。本人には自然につながっている時間と、周囲から見える現実の隔たりが切ないです。

    曲がったスプーンを見ても、妻の慌てん坊な一面を思い出して微笑むところが、特に心に残りました。佐助が目の前の出来事を受け止めるとき、耀子との思い出がそこにある。その温かさがあるからこそ、結末に寂しさも感じました。

    作者からの返信

    五月雨先生

    深く、温かいコメントをありがとうございます。

    この作品では、認知症の方が生きている、そして見えている世界と、その世界に寄り添いながらケアを行う介護職員の姿を描きたいと思いました。

    周囲から見れば、不思議に思えたり、理解しがたく感じられたりする言動にも、その方なりの理由があり、大切にしている世界があります。

    その世界を否定したり、壊したりするのではなく、相手の言葉や想いを受け止めながら、そっと寄り添う。

    佐助の視点から見えていた景色が、最後に客観的な視点へと切り替わることで、同じ出来事が違った意味を持つ。そのような構成を意識しました。

    佐助が耀子に向ける愛情と、介護職員が佐助に向ける思いやり。

    その両方を感じていただけたら、作者としてとても嬉しく思います。

    細やかな描写まで丁寧に読み取ってくださり、本当にありがとうございました。