私が「自分の書いた小説がyoutube で勝手に映像化されている」という書き込みを見るのは、この作者さまの投稿で3件目になります。たいして読んでいないのに3件もヒットしたのですから、検索にかけたらもっと大量に出てくるでしょう。
これが5年ほど前であれば、「小説の動画化」のハードルは遥かに高く、よほどの費用と時間をかけなければ作成できなかったことと思います。つまりコストにリスクと収益が見合わないので、営利目的では手を出さなかった分野でした。
しかしAIが手の届くところにやって来た結果、作品の映像化のハードルは劇的に低くなりました。
grokの見積りによれば、11万文字、全59話の作品を90分に納めるのに、ざっくりバージョン(要約・スライドショー・簡易ナレーション)なら20~40時間。100時間程度かければ、まずまずのクオリティのものが出来てしまうとのこと。250時間でほぼ再現可能だとか。
ただしクオリティをあげればあげるほど盗作だとバレる可能性は高くなります。というわけで短時間の作業でつくられた「作品」が動画サイトに蔓延ることになります。当然、量は多くなります。
なにより、動画が発見されるのは運任せの要素が強いです(小説を読んでないと動画がオリジナルだと思う人も多いでしょう)。そして見つけても、第3者には削除依頼する法的権利がありません。
創作がAI補助で身近になる一方、盗作もAI補助で身近になりました。まさに諸刃の剣です。盗作を通報できる共通プラットフォームなど、著作者の権利を守るための仕組み作りが強く求められます。