《妖怪モノ》に極めて現実的な状況を何の
齟齬もなく描いてしまう、しかもかなりの
博学で知られる作者の掌編には
世の中の情勢や社会的な諸々。そして生物の
特性や伝承などなどが垣間見られる。
今回は何と!パラノーマルな
カントリー・ホラー・ムービーの趣き!
長閑な郊外の農場へと派遣された男が辿る
恐ろしい運命は、日を追う毎に不穏さを
増して行く。
『たぬきびれっじ』という商標の何処か
ちぐはぐな印象と、企業の絶対的存在である
老科学者の 娘 を名乗る若い責任者。
否定的な見解を持つ同僚の変貌…それを
監視する様な別の同僚…そして山羊…。
そして、事件は唐突に起きる。
仕事から戻る途中で跳ねてしまったタヌキ?
それとも…アライグマ?
段々と違いが分からなくなるが、この両者
実は固有種の狸の最大の天敵はアライグマと
いう仁義なき争い…。
タヌキは犬の仲間。けれども
アライグマは、熊の仲間なのだ。
幾ら尻尾が似ていても全く別モノだ!