派手な怪物や血しぶきではなく、日常に潜む違和感で怖がりたい方におすすめの短編です。カフェでの友人同士の会話、職場の雑談、居酒屋での与太話。どこにでもある場面が語り手を変えながら繋がっていき、「最近変わったよね」という何気ない一言が、少しずつ不穏な意味を帯びていきます。約五千字の一話完結なので、すぐに読み切れます。そして読み終えたら、きっと冒頭をもう一度読み返したくなるはず。じわじわ系のホラーや、構成の妙を楽しみたい方にぜひ。