掌編 偽物への応援コメント
自分とまったく同じ顔を持つ人物が有名になったことで、これまで当たり前に自分のものだったはずの姿が、まるで他人のものになってしまう。その理不尽さが、とても印象に残りました。
特に、レンと間違われないように髪や髭を伸ばし、自分なりに距離を置こうとしていたのに、その姿さえもレンのオフショットと重なってしまう展開には、何とも言えない恐ろしさを感じました。
主人公は誰かの真似をしているわけではなく、ただ自分として生きているだけなのに、いつしか自分自身を偽物のように感じるようになってしまう。本人の意思とは関係なく、自分という存在が揺らいでいくことの怖さを感じます。
そして最後、自分の身体に刻まれた傷だけは確かなものだと思いたいのに、それさえもレンと重なってしまうかもしれないという不安。
どれほど姿を変えても逃れられないのは、レン本人ではなく、自分自身を偽物だと思い込んでしまう苦しさなのかもしれません。
読み終えた後も、誰が本物で誰が偽物なのか、そもそも何をもって本物と呼ぶのか、深く考えさせられる作品でした。
作者からの返信
香月 深青さま
コメント、レビュー有難うございます!しばらくお休みされていたようで、戻られて喜んでおります!
この作品は、KOC2026秋のお題"偽物"に合わせて書きました。
ドッペルゲンガー的なSFを考えていたのですが、反ルッキズムのような作品になってしまいました。
掌編 偽物への応援コメント
「イケメン俳優と同じ顔なんて、人生勝ち組じゃん!」と思って生きてきたので、この切り口は新鮮でした。
特に最後の傷の件はゾクッとしました。先回りしているはずなのに、自分の方が偽物扱いされてしまう(かもしれない)というのは、怖いですね😱
良い作品、ありがとうございました。
作者からの返信
@cheweeさま
コメント有り難うございます!
本来、イケメン俳優そっくりだったらモテ期キター!ってなりそうですよね!
今作では、主人公もちょっと自意識過剰でやっかいな人物にすることで、少しホラーな雰囲気になってしまいました!