式に出る。丸をつける。
学校で何度も聞いた言葉は、大人になると冠婚葬祭へと途端に様変わる。
この物語は、男子高生の猛アタックを軽くあしらう補習担当・男教師視点の、静かな恋愛モノだ。
2人の間には『教師』『生徒』の線引きがあった。
たとえ卒業しても、一生変わりようのない事実。
だが『恋』と自覚することは、時に、その確固たる関係を築いた『三年未満』よりも時間をかけ、何年も育つものになりえる。
昔、自身へ好意をむけてきた生徒から届いた結婚招待状。
これは、失恋や諦めとは違う。
正解のない人生の答案用紙のひとつが、ここにある。
是非ご一読を。