地球よりも遥かに長いスパンで四季が巡る星。 人々は春に訪れて、晩夏とともに去ってゆく。 静かな星の夜長は「備品」であるロボットに寄り添う――・ 短い中にSFの要点がまとまっている一作。 スケールの違い、価値観の違い、その中で淡々と進んでいく営み。 読者は観光客のような目線で、望遠鏡越しに光景の一部始終を眺めてゆく。 自分の居場所と異なる部分と通じる部分、「それがある不思議」に思いを馳せながら。