海辺の小さな漁師町で、幼い頃から一緒に育った6人の幼なじみ。
小学校の卒業を前に、彼らは未来の自分へ手紙を書き、缶に収めることを約束します。
大人になった自分は、どんな毎日を送っているのだろう。
夢は叶っているだろうか。
今と変わらず、みんなで笑い合えているだろうか。
そんな未来への期待を込めた、小さな約束から始まる物語です。
心惹かれる幼なじみたちの飾らない会話と、その何気ない日常にあふれる温かさ……。
ふざけ合ったり、からかったり、ときには相手を気遣ったり。
小さな町で長い年月を一緒に過ごしてきたからこその距離感が、とても自然に描かれています。
「手紙」というお題から、これほど優しく、切なく、人と人とのつながりを感じられる物語が生まれるのですね。
読み進めるほどに登場人物たちが愛おしくなり、最後には胸がいっぱいになりました。心に深く残る物語です。
ぜひ、多くの方に読んでいただきたいと思います。