人生を四季に例えているように思いました。
主人公は冬に生まれて、温もりのない中にただ立っていた。
これは、夢も希望もない寒々しいだけの日々を送っていた、ということでしょうか。
そんな中、「恋をする」という春の訪れを知り、それが夏の太陽の熱に焦がされ永遠であれ、と願うほどでありました。
でも、やがて秋がやって来ると秋の風は、夏の熱を徐々に冷まし、いつか冬への道へ進ませてしまうのです。
主人公は春の温かさや夏の熱を経験したからこそ、秋の物悲しさや冬の寒さを知るのです。
人生ってまるで四季のようでは? と、作者さまに語られているように思いましたが、あなたはどんな風に感じられるでしょうか。
人生の最終盤にいる私から、ぜひお勧めしたい作品であります。