――それは、戦後民主主義の教科書には絶対に載っていない『本物の異物』。
時は一九五〇年代。昭和の泥臭い熱気と混沌、そして冷戦の不穏な影が渦巻く日本。
そこに突如として現れた、既成の道徳をあざ笑う二人の女子高生がいた。
一人は、未成熟な身体を漆黒のラバーワンピースで締め付け、自覚なき濃厚な色香を放つ前世淫魔(サキュバス)のギャル・紫雲狂子。
もう一人は、兄の持つカストリ雑誌の猟奇的イメージに魅了され、自らも北の神話の三首竜「ズメイ」へと変貌する力を手に入れたオタク女子・沼庄子。
人外の暴虐を振るうラバー美女と、黄金の巨竜と化した少女。
常識の通じない無敵の『ビザールスケバン』コンビが、闇市を、軍艦を、そして世界の境界を侵食する未知の怪異や異次元の狂気たちを、ただの「生ゴミ」として蹂躙していく!
煙草の煙とゴムの軋む音、そして泥臭い関西弁が焦熱の夜空に響き渡る。
昭和アングラの世相とクトゥルフ的怪異が融合した、唯一無二のアヴァンギャルド・レトロホラーアクション、ここに開幕。
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