2026年10月18日 03:57
〜 向こう側 〜への応援コメント
金時さん、素敵なエッセイを読ませていただきました。静かで優しい文章なのに、胸の奥にすっと芯の通った強さがあって、とても心に染みました。美術館でのおばさまの「才能がある人は違うわよねぇ」という一言。誰もが日常で口にしたり耳にしたりする、悪意のない称賛の言葉です。そこから、「自分を『向こう側に行けない人間』って小さく閉じ込めたくない」と思いを深めていく。誰もが無意識に引いてしまう境界線を、自分の自由のためにそっと消していく姿がとても誠実です。それに、「創作者と胸を張れなくても、書くことと読むことが大好きならそれでいい」と肩の力がふっと抜けていくところもすごく共感しました。何より、「戦うべきは他の誰かじゃなくて、表現したいものと言葉の間にある“もどかしさ”」というフレーズが本当に美しくて、胸を打たれました。みんな同じようにそのもどかしさと格闘している仲間なんだと思えた瞬間、読んでいるこちらの心までじんわり暖かくなりました。ふとOVA『ヴァンパイアハンター THE ANIMATED SERIES』を思い出す。人間と魔族の混血でありながら魔物を狩るドノヴァンが、強者と戦い闘争本能を満たすことを目的とした宇宙人パイロンに言ったセリフ『愚かさは自分の中からいずる。真の戦いとは己との戦い。他に対象を求めることは、愚かなことと知れ』パイロンは、「戦うことでしか自分の存在を証明できない」という、内なる飢えや退屈から逃げるための行為にすぎない。外側にどれだけ敵を求めても、自分自身の内側にある「終わりなき渇き」という本当の課題を解決していない。ドノヴァンから見れば、「宇宙を支配できるほどの力がありながら、自分の本能一つ支配できていない」パイロンは、精神的に極めて未熟で愚かな存在に映った。作品を作り書きながらも「自分は創作していると胸を張れない」というもやのような葛藤は、多くの物書きが一度は抱える感情ではないでしょうか。そこから「そもそも自分は読むのが好きで始めた」「創作者と呼べなくても、書くことと読むことが大好きならそれでいい」へと着地するプロセスは、妙に入っていた肩の力がふっと抜けていくような心地よさがあります。何者かになろうとするのではなく、「好き」という原点に立ち返ることで得られる自己肯定感が、とてもあたたかく描かれています。他者との比較や更新ペースの優劣ではなく、ただひたすらに「自分の心」と「言葉」の間にある距離を埋めようともがくこと。それこそが創作の本質であり、その孤独な格闘をしているという一点において、すべての書き手は向こう側の遠い存在ではなく、同じ地平に立つ仲間なのだと気づかせてくれます。だからこその最後の「心が暖かくなった」という結びに、深い説得力がありました。ものを作ったり書いたりしている人の背中を、そっと優しく押してくれるような素晴らしいエッセイでした。読ませてくださって、本当にありがとうございました!
作者からの返信
kou様読んでいただけた、それだけでなく、コメントまでいただきまして本当にありがとうございます。とても嬉しいです(●´ー`●) 「誰もが無意識に引いてしまう境界線を、自分の自由のためにそっと消していく姿」と表現してくださり、わたしの描きたかったことがちゃんと言葉にできていたことを実感し、その嬉しさで今じんわりと包まれております。普段は、自分の周りでのことを優先してつい自分を後回しにしたり、自分が収めていればうまく回る。そんな場面では、(よほどの正義に関わることでなければ)自分を大きく出すことを控える選択をしてしまう自分が、あの瞬間は「自分を小さく置きたくない」と感じました。実はそれはわたし自身、「自分の自由のため」の思考だったのだと、気づかせていただきました。そんな素敵なコメントを、本当にありがとうございました。 わたしは未視聴なのですが、『ヴァンパイアハンター THE ANIMATED SERIES』から言葉を引用して教えてくださり、ありがとうございます。「真の戦いとは己との戦い。」ですか……。どんなに苦手で、超えられないような敵が世の中にいようと、自分ほど手強い敵はいない、とわたしも思っています^^; 自分の決めたことを、ただストイックに行動できる方もいると思いますが、自分はなかなかそうはいきません。 自分の「お、いいじゃん✨」なところも、「あーあ😓」なところも。 両方ともわたしなので、大事にしてあげないとな。と思います。 読んだり書いたりする中で、その「大事にすること」の思考をもっと広げていきたいです。そして「お、いいじゃん✨」も「あーあ😓」も、もっと目の前に突きつけられて、より“核”を残していきたいし、自由に楽しみたいです。 ふとすれ違う、存じ上げない方の一言が、こうやって思索のきっかけをくださって、言葉に文章にしたいと思わせてくださるのだから。「袖振り合うも多生の縁」って、本当に素敵な言葉だな、と感じています。 「その孤独な格闘をしているという一点において、すべての書き手は向こう側の遠い存在ではなく、同じ地平に立つ仲間なのだと気づかせてくれます。」とのコメントの言葉。 一人パソコンに向かう時は孤独な格闘のようですが、それは“同じ地平に立つ仲間”なんですね。とても素敵な映像を見せていただきました。 コメントをお寄せくださり、本当にありがとうございました。
〜 向こう側 〜への応援コメント
金時さん、素敵なエッセイを読ませていただきました。
静かで優しい文章なのに、胸の奥にすっと芯の通った強さがあって、とても心に染みました。
美術館でのおばさまの「才能がある人は違うわよねぇ」という一言。誰もが日常で口にしたり耳にしたりする、悪意のない称賛の言葉です。
そこから、「自分を『向こう側に行けない人間』って小さく閉じ込めたくない」と思いを深めていく。誰もが無意識に引いてしまう境界線を、自分の自由のためにそっと消していく姿がとても誠実です。
それに、「創作者と胸を張れなくても、書くことと読むことが大好きならそれでいい」と肩の力がふっと抜けていくところもすごく共感しました。
何より、「戦うべきは他の誰かじゃなくて、表現したいものと言葉の間にある“もどかしさ”」
というフレーズが本当に美しくて、胸を打たれました。みんな同じようにそのもどかしさと格闘している仲間なんだと思えた瞬間、読んでいるこちらの心までじんわり暖かくなりました。
ふとOVA『ヴァンパイアハンター THE ANIMATED SERIES』を思い出す。
人間と魔族の混血でありながら魔物を狩るドノヴァンが、強者と戦い闘争本能を満たすことを目的とした宇宙人パイロンに言ったセリフ
『愚かさは自分の中からいずる。真の戦いとは己との戦い。他に対象を求めることは、愚かなことと知れ』
パイロンは、「戦うことでしか自分の存在を証明できない」という、内なる飢えや退屈から逃げるための行為にすぎない。外側にどれだけ敵を求めても、自分自身の内側にある「終わりなき渇き」という本当の課題を解決していない。
ドノヴァンから見れば、「宇宙を支配できるほどの力がありながら、自分の本能一つ支配できていない」パイロンは、精神的に極めて未熟で愚かな存在に映った。
作品を作り書きながらも「自分は創作していると胸を張れない」というもやのような葛藤は、多くの物書きが一度は抱える感情ではないでしょうか。
そこから「そもそも自分は読むのが好きで始めた」「創作者と呼べなくても、書くことと読むことが大好きならそれでいい」へと着地するプロセスは、妙に入っていた肩の力がふっと抜けていくような心地よさがあります。
何者かになろうとするのではなく、「好き」という原点に立ち返ることで得られる自己肯定感が、とてもあたたかく描かれています。他者との比較や更新ペースの優劣ではなく、ただひたすらに「自分の心」と「言葉」の間にある距離を埋めようともがくこと。それこそが創作の本質であり、その孤独な格闘をしているという一点において、すべての書き手は向こう側の遠い存在ではなく、同じ地平に立つ仲間なのだと気づかせてくれます。
だからこその最後の「心が暖かくなった」という結びに、深い説得力がありました。
ものを作ったり書いたりしている人の背中を、そっと優しく押してくれるような素晴らしいエッセイでした。
読ませてくださって、本当にありがとうございました!
作者からの返信
kou様
読んでいただけた、それだけでなく、コメントまでいただきまして本当にありがとうございます。とても嬉しいです(●´ー`●)
「誰もが無意識に引いてしまう境界線を、自分の自由のためにそっと消していく姿」と表現してくださり、わたしの描きたかったことがちゃんと言葉にできていたことを実感し、その嬉しさで今じんわりと包まれております。
普段は、自分の周りでのことを優先してつい自分を後回しにしたり、自分が収めていればうまく回る。そんな場面では、(よほどの正義に関わることでなければ)自分を大きく出すことを控える選択をしてしまう自分が、あの瞬間は「自分を小さく置きたくない」と感じました。実はそれはわたし自身、「自分の自由のため」の思考だったのだと、気づかせていただきました。
そんな素敵なコメントを、本当にありがとうございました。
わたしは未視聴なのですが、『ヴァンパイアハンター THE ANIMATED SERIES』から言葉を引用して教えてくださり、ありがとうございます。
「真の戦いとは己との戦い。」ですか……。
どんなに苦手で、超えられないような敵が世の中にいようと、自分ほど手強い敵はいない、とわたしも思っています^^;
自分の決めたことを、ただストイックに行動できる方もいると思いますが、自分はなかなかそうはいきません。
自分の「お、いいじゃん✨」なところも、「あーあ😓」なところも。 両方ともわたしなので、大事にしてあげないとな。と思います。
読んだり書いたりする中で、その「大事にすること」の思考をもっと広げていきたいです。
そして「お、いいじゃん✨」も「あーあ😓」も、もっと目の前に突きつけられて、より“核”を残していきたいし、自由に楽しみたいです。
ふとすれ違う、存じ上げない方の一言が、こうやって思索のきっかけをくださって、言葉に文章にしたいと思わせてくださるのだから。
「袖振り合うも多生の縁」って、本当に素敵な言葉だな、と感じています。
「その孤独な格闘をしているという一点において、すべての書き手は向こう側の遠い存在ではなく、同じ地平に立つ仲間なのだと気づかせてくれます。」
とのコメントの言葉。 一人パソコンに向かう時は孤独な格闘のようですが、それは“同じ地平に立つ仲間”なんですね。
とても素敵な映像を見せていただきました。 コメントをお寄せくださり、本当にありがとうございました。