2026年10月17日 12:44
第1話への応援コメント
期待が上がりきった状態で次の作品を読むのは、ちょこっとだけ不安でした。もし、前作の『WORLD IS MAIN』よりもハマらなかったらどうしようかな、と思ってました。その不安は開始5行くらいで払拭されました。よかった、この作者の才能は本物だし、私はこの作者のこの才能が好きなんだ、と確信できました。私が才能才能と言っているのは、うまく言葉にできませんが、「これを伝えるために、この要素を持ってくるのか!」という驚きと喜びみたいなものです。前作の『WORLD IS MAIN』 は、壁とメタ要素がすごくて(それ以外にもすごい要素がたくさんあります)、この作者にしか書けない角度・文章・描写・展開で、読みながら脳みそにバチバチと衝撃が走るほどでした。こんな表現があるのか・深みのさらに深いところへ読者を導いてくれるのか、と怖くなるほどで、そういう作品がこんなにもクオリティ高く作品として昇華されていること、その作品に出会えた喜びで大興奮していました。前作の感想が長くなりました、すみません。今作の『病名をよこせ』もまた、すごくめちゃくちゃ私の心を掴んで潰すくらいの作品で、めちゃ面白かったです。なんというか、これもうまく言えないんですが、絶対に共感できないものに共感させるのがうますぎる、という感じです。私は、登場人物たちとは永遠に交わらないような場所で生活をしています。だから、この登場人物たちに似た人を見たことがないし、想像もできません。音楽が好きじゃないし、ライブというものに行ったことがありません。邦オルタナと聞いてもピンとこないし、作中に登場するバンド名はひとつも知りません。(Youtubeで検索して聞いてみました。ボーカルは叫んでいるだけ、というのがわかりました)それなのに、この人物たちの、切実で刹那的でコントロール不可能な感情の奔流に共感できます。たぶん主人公の、「先輩はジャンプを読むような人じゃなくて 」とか、「自分一人が死ねば世界がひっくり返ると思っている。」とか、そういう端的で鋭い一文が刺さるのだと思います。まったく知らない世界の人間の実在性を訴えるような描写。主人公から目が離せなくなってきます。主人公の気持ちが私と一致する感覚。短編で文字数としては少ないのに、その少ない文字数、少ない描写の中に、鋭くギラギラ光る描写があり、でもその描写は決して攻撃的ではなくて心の底に届いてからじわっと広がるような、そんな感じがします。ふっとさりげなく書かれる比喩や、作中に登場する出来事の取捨選択、それが全体的なまとまりというのか、雰囲気というのか、そういうのに合っているのがすごいです。「こういう雰囲気の小説」という期待値を維持し続けながら、その期待を守りつつ高く超えて感動させるような感じです。主人公に連絡があって病院に到着するまでの短さで、この主人公たちの人生の輝きがギュッと凝縮して爆発した感じがして、扉を勢いよく開いた後の短いあっさりした会話、この終わりが最高です。作中の全文がすごく良くて、私が上記の感想で上げたもの以外にも、胸に響いた文章がたくさんありました。 すみません、なんだかまた長い感想になってしまいました。私の読み方がたぶん作者の意図の100%ではないと思います。「思った反応とちょっと違うんだよなぁ」となっているかもしれません。 私は私の勝手な解釈で読んで、すごく面白くて最高の作品だと思いました。読ませていただきありがとうございました。まさか本当に投稿いただけるとは思わず、しかも期待以上に超面白い作品で感動しました。ありがとうございました。
作者からの返信
読んで頂きありがとうございます。また、こんなに長い感想を書いてくれて本当に嬉しいです。この小説は、電撃文庫大賞短編部門で1次選考落ちした作品になっており、やっぱり面白くは無いんだろうなと思ってお蔵入りにしていたものになります。当時、私は作中に出ている"彼女"程ではありませんが、私に対して重い気持ちを持っていた女性と交際していました。2年程付き合って、先月別れました。そして、そういえばこんな気持ちだったなと時々思い出すように読み返して、少し寂しい気持ちになったりしていました。評価されることは無い小説だと思っていたので、こんなに気に入ってくれて嬉しいです。押し付けがましくて申し訳ないのですが、私はあなたの為に小説を書き続けることもやぶさかではないと考えています。ありがとうございました。
2026年10月16日 20:00
企画に参加していただき、ありがとうございます。浅野いにおの『おやすみプンプン』並みの共依存カップルですね。彼女が生きてて良かったけど、暴力の日々は続くんでしょうね😅
読んでくださりありがとうございます。
第1話への応援コメント
期待が上がりきった状態で次の作品を読むのは、ちょこっとだけ不安でした。もし、前作の『WORLD IS MAIN』よりもハマらなかったらどうしようかな、と思ってました。
その不安は開始5行くらいで払拭されました。よかった、この作者の才能は本物だし、私はこの作者のこの才能が好きなんだ、と確信できました。
私が才能才能と言っているのは、うまく言葉にできませんが、「これを伝えるために、この要素を持ってくるのか!」という驚きと喜びみたいなものです。
前作の『WORLD IS MAIN』 は、壁とメタ要素がすごくて(それ以外にもすごい要素がたくさんあります)、この作者にしか書けない角度・文章・描写・展開で、読みながら脳みそにバチバチと衝撃が走るほどでした。
こんな表現があるのか・深みのさらに深いところへ読者を導いてくれるのか、と怖くなるほどで、そういう作品がこんなにもクオリティ高く作品として昇華されていること、その作品に出会えた喜びで大興奮していました。
前作の感想が長くなりました、すみません。
今作の『病名をよこせ』もまた、すごくめちゃくちゃ私の心を掴んで潰すくらいの作品で、めちゃ面白かったです。
なんというか、これもうまく言えないんですが、絶対に共感できないものに共感させるのがうますぎる、という感じです。
私は、登場人物たちとは永遠に交わらないような場所で生活をしています。だから、この登場人物たちに似た人を見たことがないし、想像もできません。
音楽が好きじゃないし、ライブというものに行ったことがありません。邦オルタナと聞いてもピンとこないし、作中に登場するバンド名はひとつも知りません。
(Youtubeで検索して聞いてみました。ボーカルは叫んでいるだけ、というのがわかりました)
それなのに、この人物たちの、切実で刹那的でコントロール不可能な感情の奔流に共感できます。
たぶん主人公の、「先輩はジャンプを読むような人じゃなくて 」とか、「自分一人が死ねば世界がひっくり返ると思っている。」とか、そういう端的で鋭い一文が刺さるのだと思います。まったく知らない世界の人間の実在性を訴えるような描写。主人公から目が離せなくなってきます。主人公の気持ちが私と一致する感覚。
短編で文字数としては少ないのに、その少ない文字数、少ない描写の中に、鋭くギラギラ光る描写があり、でもその描写は決して攻撃的ではなくて心の底に届いてからじわっと広がるような、そんな感じがします。
ふっとさりげなく書かれる比喩や、作中に登場する出来事の取捨選択、それが全体的なまとまりというのか、雰囲気というのか、そういうのに合っているのがすごいです。「こういう雰囲気の小説」という期待値を維持し続けながら、その期待を守りつつ高く超えて感動させるような感じです。
主人公に連絡があって病院に到着するまでの短さで、この主人公たちの人生の輝きがギュッと凝縮して爆発した感じがして、扉を勢いよく開いた後の短いあっさりした会話、この終わりが最高です。
作中の全文がすごく良くて、私が上記の感想で上げたもの以外にも、胸に響いた文章がたくさんありました。
すみません、なんだかまた長い感想になってしまいました。
私の読み方がたぶん作者の意図の100%ではないと思います。「思った反応とちょっと違うんだよなぁ」となっているかもしれません。 私は私の勝手な解釈で読んで、すごく面白くて最高の作品だと思いました。
読ませていただきありがとうございました。まさか本当に投稿いただけるとは思わず、しかも期待以上に超面白い作品で感動しました。ありがとうございました。
作者からの返信
読んで頂きありがとうございます。
また、こんなに長い感想を書いてくれて本当に嬉しいです。
この小説は、電撃文庫大賞短編部門で1次選考落ちした作品になっており、やっぱり面白くは無いんだろうなと思ってお蔵入りにしていたものになります。
当時、私は作中に出ている"彼女"程ではありませんが、私に対して重い気持ちを持っていた女性と交際していました。
2年程付き合って、先月別れました。そして、そういえばこんな気持ちだったなと時々思い出すように読み返して、少し寂しい気持ちになったりしていました。
評価されることは無い小説だと思っていたので、こんなに気に入ってくれて嬉しいです。
押し付けがましくて申し訳ないのですが、私はあなたの為に小説を書き続けることもやぶさかではないと考えています。
ありがとうございました。