祖父の遺品から出てきた、十年前の事件の資料。
新聞記事、判決要旨、押収されたメモ、会議資料、運行管理簿。
それらを一つずつ見比べていくうちに、「何かおかしい」がはっきりした形になっていく。謎解きとして、純粋に楽しかったです。
感心したのは、その見せ方です。
資料そのものは画像で別に置き、本文では掲示板の住民たちが「ここ見て」と照合してくれる。反論する人もいるので、答えを押しつけられる感じもない。
私自身も考察ものを書いたことがありますが、文章だけで資料の矛盾を伝えようとすると、どうしても分かりづらくなりました。
役割をこう分ければいいのか、と書き手としても勉強になります。
真相編、楽しみにしています。