このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(142文字)
七十年間、変わらず手紙を送り続けたエミルと、それを待ち続けた魔女の物語に胸が温かくなりました。永遠を生きる魔女が、人間の老いを実感し、初めて「来年まで、待てない」と綴る場面が特に印象的です。誇りを捨てきれず、家ごと引っ越してしまう不器用な愛情には思わず笑みがこぼれました!とんがり帽子や書き直した手紙など、小さな描写に深い想いが込められていて素敵です。最後の「手で渡せ。」という一言も、余韻が残る見事な結末でした!